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クリーニングのなぜどうして
ポリウレタン製品の劣化 トラブルの原因は樹脂の劣化
ポリウレタン製品の品質が劣化する原因として、(1)空気中の水分による加水分解、(2)紫外線、(3)酸化窒素ガス(NOx)、(4)熱、(5)化学薬品(ドライ溶剤など)などが関与していることはすでに各種試験データによって明らかになっている。
ポリウレタンを使用した素材のうち、特に合成皮革、コーティング、ボンティング製品の事故発生部位については、全体的な変化よりも衿回りや袖口など特定の部位に生じている場合が多い。この原因は、着用で付着した「皮脂」によるところが大きいことが指摘されている。汚れとして衣類に付着する皮脂の成分中の脂肪酸が蓄積するとポリウレタン樹脂の劣化が促進され、これにクリーニングでの作用(溶剤による作用、機械的作用など)が加わることによってコーティングの剥離、ボンディング樹脂のシミ出しなどが生じると考えられる。 一方、ポリウレタンが弾性糸として使用される場合は、他の繊維に覆われているため、紫外線などの劣化因子に影響されにくいこと、また、一般衣料の場合には混用率が10%以内である製品がほとんどであることなどから、劣化が原因となるトラブルは少なく、収縮や色泣きなど素材の特性によるトラブルが中心となっている。
羊毛はなぜ縮むのか 羊毛が縮む最大の原因は、毛の表面のスケールの構造によります。羊毛のスケールは、一番外側はエピクチクルといわれタンパク質の一種シスチンを多く含んだ層で、その下部にやはりシスチンを多く含んだエキソクチクルという層、次にシスチンの少ないエンドクチクルという層になっています。
 シスチンの多い層は硬く、水に濡れても膨潤しないが、シスチンの少ない層は柔らかく、膨潤しやすい。その結果、羊毛が水に浸ると下層部のエンドクチクル層が膨潤し、スケールが立ち上がり、外力が加わるとスケールが歯車のギアのようにかみあい一方方向に進み、収縮という状態になります。
 その程度は、水温が高いほど、またもみ、たたきなどの外力が強いほど大きくなります。